宮崎県知事挨拶

宮崎県知事 河野 俊嗣

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 東海宮崎県人会の皆様には、日頃から県政の推進につきまして温かい御支援と御協力を賜り、深く感謝申し上げます。

 さて、少子高齢化・人口減少が急速に進行する中、地方においては、あらゆる分野で労働力不足が深刻化するなど、将来にわたって持続可能な地域づくりが求められています。このような中、本県では、これまでの取組の成果が着実に現れてきており、新たな成長に向けた流れができつつあります。

 昨年、東九州自動車道では日南市の、九州中央自動車道では日之影町の一部区聞が完成し、日南地区と西臼杵地区において、それぞれ初の高速道路が開通しました。加えて、国内外を結ぶ航空路線の充実や、長距離フェリーの航路維持に向けた「オール宮崎」での新会社設立など、本県経済の礎となる交通インフラの整備が進展しています。

 また、本県では初となる宮崎市、西都市、新富町の古墳景観の「日本遺産」認定や、アカデミー賞授賞式のアフターパーティーでの宮崎牛の採用、本格焼酎出荷量の4年連続日本ーなど、本県の強みを生かした取組が実を結んでいます。

 さらに、今年、日本で開催されるラグビーワールドカップでは日本代表やイングランド代表の、2020年東京オリンピック・パラリンピックではドイツの陸上チームとカナダのトライアスロン・パラトライアスロンチームの事前キャンプが決定したほか、東京オリンピックの予選も兼ねる「2019 ISAワールドサーフィンゲームス」が今年9月に宮崎市で開催されることが決定するなど、本県の優れたスポーツ環境が世界に認められつつあります。

 県では、平成31年度の施策の展開にあたり、こうした追い風をしっかりと捉え、本県の更なる発展につなげてまいります。

 今後とも、活力にあふれ、国内外に聞かれた「みやざき新時代」を築いていくため、皆様の声に真撃に耳を傾けながら、全力で取り組んでまいりますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。

 「平成」という時代が、終わりを迎えようとしています。今年が、安心と希望あふれる新しい時代の幕開けとなりますよう、また、東海宮崎県人会の皆様にとりまして笑顔に満ちた明るい年となりますよう、心からお祈り申し上げまして、御挨拶といたします。

宮崎県知事 河野 俊嗣

愛知県知事挨拶

愛知県知事大村秀章

 東海宮崎県人会の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

日頃から、愛知県政の推進に深いご理解とご支援を賜っておりますことを心から感謝申し上げます。

 さて、昨年は、2022年度のオープンを目指すジブリパークの基本デザインを発表し、夢の実現に大きく前進した年でした。また、2026年アジア競技大会の開催都市契約を締結し、開催に向けた準備が加速した年でもありました。

 そして、2027年度のリニア開業に向け、大交流圏の拠点として、道路ネットワークの充実など、愛知のポテンシャルを一層高めてきた1年でした。

 時代は今、グローバル化とデジタル化の大きなうねりの中にあります。そうした変革期においても、愛知は、日本の成長エンジンとして、我が国の発展をリードし続けていく存在でなければなりません。

 今年も、次世代自動車や航空宇宙、ロボットを始め、ICTやAIなどのデジタル分野まで、幅広く産業集積を進めるとともに、スタートアップ支援に戦略的に取り組むことで、世界ーの産業の革新・創造拠点を目指してまいります。

 また、9月に開業する愛知県国際展示場を核とした国際観光都市の実現に取り組むとともに、幅広い分野でグローバル化を進め、愛知のプレゼンスをより一層高めてまいります。

 そして、社会インフラの整備、農林水産業の振興、女性の活躍、医療・福祉、教育・人づくり、環境、防災、東三河地域の振興にもカを注いでまいります。

 今年は、全国植樹祭ゃあいちトリエンナーレ、ラグビーワールドカップ、技能五輪全国大会・全国アビリンピック、G20外務大臣会合を開催します。しっかりと準備を進め、大いに盛り上げてまいります。

 引き続き、「日本一元気な愛知」の実現に全力で取り組んでまいりますので、東海宮崎県人会の皆様におかれましては、一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。

 終わりに、東海宮崎県人会の今後ますますのご発展と会員の皆様方のご健勝を祈念いたしまして、私からの挨拶といたします。